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ネザーランドドワーフ専門ラビトリー「Choco Chip Rabbitry」大谷真未さん

りんちゃん

今回はネザーランドドワーフ専門ラビトリー「Choco Chip Rabbitry」の大谷真未さんにインタビューしてきたよ!
顔出しNGとのことなので、うさぎさんの写真を代わりに載せているよ!

りんちゃん

大谷さん、よろしくお願いします!それでは、自己紹介をどうぞ♪

愛知県豊川市でネザーランドドワーフ専門の個人ブリーダーをしています、大谷真未です。

うさぎの飼育歴は20年。1997年、12歳からうさぎと暮らしています。純血種のブリードを始めたのは、2010年からです。

大谷さん
りんちゃん

うさぎ飼育歴20年だなんて、とっても長いですね!ブリードも8年も続けていて、本当にうさぎが好きなんだな~と感じました♪
次に、ブリード内容のご紹介をお願いします!

ネザーランドドワーフ単一品種のみ、カラーもBEW(ブルーアイドホワイト)とVM(ヴィエナマーク)のみ。親うさぎになる子は、アメリカでも実績のある信頼できるブリーダーから輸入することを基本にしています。純血種として定められたネザーランドドワーフのあるべき姿を維持、向上しかつ健康で遺伝疾患を防ぐことを目的にブリードしています。

大谷さん
りんちゃん

うさぎブリードに強いこだわりがあるんですね。
それでは、うさぎとの出会いを教えてください!

小さい頃から動物が大好きで、小学4年生で念願の飼育係になったのがはじまりです。人生で最初にお迎えした子は、飼育小屋で育児放棄された子うさぎをみつけ人工保育した子でした。本当に可愛い、パンダ柄のミニウサギの男の子です。

大谷さん
りんちゃん

はじめてお迎えした子が人工保育だなんて、とっても大変だったのではないでしょうか?それでも、育児放棄されていた子なら「私がお迎えするしかない!」って気持ちになったのかもしれませんね!
大谷さんがブリーダーになったキッカケってなんですか?

もともと、ミニウサギの子をお迎えしたことから始まったうさぎ人生。ミニウサギのブリーダーも考えましたが、実際に我が家の子もそうでしたが酷い不正咬合でした。インターネットが普及して、色々な方と知り合いましたがやはりミニウサギに遺伝疾患が非常に多い現実を知ることになります。
そんなときに、某老舗うさぎ専門店さんのチラシでネザーランドドワーフの存在を知ります。あまりの可愛さに「この世に、こんな可愛いうさぎがいるのか!」っとかなりの衝撃を受けたことを覚えています。
色々調べているうちに、純血種は遺伝疾患を排除するように努力されていることを知り、ブリードするのであれば不正咬合のような遺伝疾患が容易に発生するかもしれないミニウサギでなく、純血種にしようと決心しました。
当時、まだうさぎ専門店さんも非常に少なくて今よりお迎えするのはずっと難しかったので、同じように可愛いネザーをお迎えしたいと思っている方に、お譲り出来たら良いなっという気持ちもありました。

大谷さん
りんちゃん

不正咬合は一生モノの病気ですもんね。それらを防ぐブリードを決心されたとのこと、ステキです♪
では、ブリーダーの役割ってなんだと思いますか?

品種を愛し、守り、維持し、向上することが一番の使命だと思っています。その中で、この品種の魅力をお伝えする(お譲りする)ことも必要。
ただし、お譲りする場合は良くも悪くもうさぎ、さらに品種による特徴を包み隠さず説明してご理解ご納得下さる方へお譲りすること。それが飼育放棄、捨てウサギを減らす一助になるのだと信じています。また繁殖制限など安易で知識の無い繁殖を防ぐことも役割のひとつだと思います。

大谷さん
りんちゃん

しっかりした信念をお持ちなんですね!

あの、ブリーダーから譲渡・購入する際の注意ってありますか?

ブリーダーと一言に言っても、色んな種類のブリーダーがいます。本職を持った上でブリードをしている私達の様な個人ブリーダーの場合、お譲りはかなり慎重に考えています。

自分と同じ様に、ネザーランドドワーフを愛している方にお迎えして頂きたい。もちろん、飼い主さんにも後悔の無いお迎えをして頂きたい。どうして当ラビトリーのネザーにお声をかけて下さったのか、どんなご家族構成か、飼育環境、飼育経験などお話して頂ける方の方が信頼できると考えています。

また、お話をする中で不信感があったり、うさぎ、ネザーランドドワーフに対して無理な期待を持たれてる方の場合などはお断りすることもあります。

そして大変申し訳ありませんが個人ブリーダーの多くは本職を持っていたり小さな子供がいたり、介護していたりなどで融通が利かない点があります。いつでも気軽に見学出来る方が良いという方には、個人ブリーダーからのお迎えは適当でないと思います。

犬猫のブリーダーでは、見学させてくれるところ=優良ブリーダーというような情報があるようですが、うさぎの場合は犬猫とは生き物としての特徴が違いますので、親うさぎ達のストレス回避や感染症、寄生虫予防の観点から見学をお受けしていないところも多いです。

希望の品種、毛色、顔付やその他、ブリーダーによって拘っている部分も違いますのでそういったところを見て、ご自身の希望に近かったり共感できるところからお迎え頂くのが一番ではないかと思います。

大谷さん
りんちゃん

うさぎを愛しているからこそ、信頼できそうな人にしかお譲りしないわけですね。個人情報を教えたくない方にはオススメしないと。

では最後に、ブリーダー志望の方へのメッセージをお願いします!

まず最初にお伝えしたいのは、せっかくブリードしようと思われるのであれば、本気のブリードをしてください。ただ、うちの子が可愛いからとか、子うさぎを見てみたいとか、そういう話は辞めましょう。
純血種にスタンダードがある意味を理解して、無意味なブリードは辞めて下さい。無意味なブリードは個人ブリーダーがしなくても、繁殖業者がしているので不必要です。無意味なブリードというのは、スタンダードを無視して血統書付きという肩書きや品種名にだけ拘り、ネザーらしさを失わせるペアリングやただ小さくする事だけに拘ったり遺伝疾患を無視、軽視する事を言います。

うさぎをお譲りするだけのブリーダーは全く儲かりません。とにかくお金のかかる趣味になることを予め覚悟して下さい。本気のブリードであれば、必ず誰かが助けてくれますし、良いご縁が次のご縁を呼び素晴らしい出会いに恵まれます。

まず、うさぎの飼育経験はどれくらいですか?お譲りした後の飼育相談に的確なお返事をする知識と経験がありますか?うさぎの交配、妊娠中の管理、分娩時のトラブル、産後のトラブルに対応できますか?それに協力して下さる獣医さんはいますか?子うさぎの成長過程で、異常と正常の区別が正しくつきますか?困ったとき、的確なアドバイスが貰えたり知識経験を共有できる仲間がいますか?
こういった基本的な部分がクリア出来て初めてブリードをしようという話になっていきます。

次に純血種であるアメリカンラビットに拘るのであれば、まずは自分の目で見ること。これは私の師匠とも言える大先輩ブリーダーさんからの助言です。このアドバイスを頂き、私はブリードを始めるにあたってまずARBAコンベンション(全米ショー)の見学に渡米しました。そこで、本場のアメリカンラビットのレベルを自分の目で見て知り、ブリーダーさんと直接交渉してブリードメンバーをお迎えしました。実際に見ているのと見ていないのとでは雲泥の差があります。本気でアメリカンラビットのブリードをするなら、ぜひまずはコンベンションを見に行って下さい。そして、品種ごとにあるクラブに入会し、品種の特徴を深く知ってください。

純血種を守っていくためには、本気のブリーダーが必要です。しかし、スタンダードを意識したブリードをする為にはお金がかかるため簡単には商売にならず、敢えてペットタイプに拘るとか無意味に小さくだけして売ろうとする方がいますが、そうなったらもはや定められた品種では無くなってしまう事に気付いて欲しい。

商売敵になるからブリードを禁止してるんじゃないかという様な事を言われる方がいますが、そんな理由ではありません。自分と同じ志や覚悟のある方でないと私自身も協力できませんし、信頼できる仲間を紹介するにしても、無責任な紹介は出来ないから、ただそれだけです。可愛く美しく健康な純血種が増え、次世代に伝えられるブリーダーが増えることが望まれています。

大谷さん

※この記事は2018年4月23日に取材したものです。

Ra.a.g.f

Choco Chip Rabbitry
愛知県豊川市